トリートメントの正しい流し方|ベタつきを防ぐ美容師直伝のヘアケア法

トリートメントの正しい流し方|ベタつきを防ぐ美容師直伝のヘアケア法
こんにちは!美容しょうへいの店今朝白店マネージャーの奥田です。
「トリートメントは流しすぎない方がいい?」その思い込みが髪を傷める原因に
毎日のヘアケアの中で欠かせないアイテムの一つが「トリートメント」です。
「髪をしっとりさせたい」「ダメージを補修したい」という思いから、多くの方が日常的に使っていると思います。
ところが、実際にお客様とお話をしていると、こんな声をよく耳にします。
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「トリートメントは少し残した方がしっとりする」
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「流しすぎるとせっかくの効果が落ちてしまいそう」
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「ヌルヌルが残っている方が髪に良い気がする」
実はこの思い込みこそが、髪のベタつきや重さ、そして見た目のツヤ感を損なう原因になってしまっているのです。
このブログでは、美容師の立場から「正しいトリートメントの使い方」と「しっかり流すことの大切さ」について詳しく解説します。
なぜトリートメントを流しすぎない方がいいと思われているのか?
多くの方が「トリートメントは残した方が効果的」と思ってしまう理由には、次のような誤解があります。
1. しっとり感を残したいから
洗い流した後に手触りがヌルッとしていると「髪が保護されている」と感じやすくなります。
しかし、これは単純にトリートメントの成分が髪表面に残っているだけの状態です。
2. 流すほど手触りが落ちてしまうと思っている
「流せば流すほど手触りが悪くなるのでは?」と不安になる方もいます。美容室専売のトリートメントは質そのものが良いので、塗布して一定時間おけば、髪にしっかり浸透してくれるので、手触りが悪化すると言うことはありません。
トリートメントの流し残しが招く3つのデメリット
1. 髪のベタつき・重さ
トリートメントのヌルヌルが残っていると、髪に油分やシリコンが蓄積します。
その結果、根元から重くなり、サラサラ感が失われてしまいます。
2. スタイリングが決まらない
流し残しがあると髪がコーティングされすぎて、ヘアアイロンで巻いてもカールがつきにくくなったり、取れやすくなったりと思うようにセットできなくなります。
3. 頭皮環境の悪化
毛先だけでなく、根元付近にトリートメントが残ってしまうと、毛穴詰まりや頭皮のベタつきの原因になります。長期的には頭皮トラブルにもつながる可能性があります。
正しいトリートメントの流し方とは?
「しっかり流す」とは、具体的にどのくらいの状態を指すのでしょうか?
1. ヌルヌル感がなくなるまで流す
手で髪を触ったときに“ヌルッ”とした感覚が完全になくなるまでお湯で流してください。これが一番の目安になります。
2. 流す時間の目安
肩までのミディアムヘアであれば、最低でも1分以上は流すのがおすすめです。ロングヘアの方は2分ほどかけても大丈夫です。
3. 地肌にはつけない
トリートメントは髪の中間から毛先につけるのが基本です。頭皮や根本付近に直接つけると流し残しの原因になるだけでなく、頭皮トラブルにもつながります。
実際のお客様の事例
あるお客様は、毎日トリートメントを使っているのに「なぜか髪がベタつく」と悩んでいました。
よくよく聞いてみると「流すときにヌルヌル感を残していた」とのこと。さらに毎日アウトバストリートメントやオイルを重ねづけしていたため、髪が常に重たい状態になっていました。
そこで次のようにアドバイスしました。
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トリートメントをしっかり流す
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使用頻度を毎日から2日〜3日に1度に減らす
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使用量を少し少なめにする
この3つを実践していただいたところ、次のご来店時には髪のベタつきが改善し、自然な軽さと柔らかさが戻ってきました。お客様からは「髪が軽くなったのに、ちゃんとまとまる!」「自然に柔らかくなった」と喜びの声をいただきました。
アウトバストリートメントやオイルを使う方への注意点
トリートメントを流し残した状態でオイルやミルクをつけると、髪はますます重たくなります。
油分が重なってしまい、ベタつきやテカリが強調されてしまうからです。
「髪がまとまらないから」と思ってさらにオイルを重ねてしまうと悪循環になりかねません。
ベースのトリートメントをしっかり流すことが、美しい仕上がりの第一歩です。
正しいトリートメント習慣を続けるとどう変わる?
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髪が軽くなり、自然なツヤが出る
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スタイリングがしやすくなる
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頭皮もすっきりし、においやベタつきが軽減される
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本来の髪質をいかした仕上がりになる
これらの変化を感じられるようになると、毎日のケアがもっと楽しくなります。
まとめ:美容師に相談することも大切
トリートメントの使い方ひとつで、髪の印象は大きく変わります。
「ヌルヌルを残す=効果が高い」という思い込みをやめ、しっかり流す習慣をつけるだけで、髪は本来の美しさを取り戻します。
それでもベタつきや違和感を感じる場合は、ぜひ美容師に相談してください。髪質やライフスタイルに合った正しいホームケアを一緒に見つけていきましょう。
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Writer 奥田辰也(おくだ たつや)

Written by: 奥田辰也(おくだ たつや)