若白髪と、白髪は何歳から生えてくるのでしょうか?
こんにちは、しょうへいの店西長岡店スタイリストの笠井です。
みなさんは、白髪に悩んでいませんか?「白髪」が生えてくる年齢は、いったい何歳くらいからなのでしょうか?
髪の色の正体はメラニン色素
白髪や黒髪、またブロンドなど、髪の色に違いがあるのは、髪のなかのメラニン色素が影響しています。
髪の色はその量によって決まります。たとえば、黒髪は黒褐色をしたメラニン色素の量が多いのですが、白髪にはメラニン色素がほとんど含まれていません。
髪は頭皮の下に埋まった「毛球部」という、いわば球根のような場所で生まれる。
内部を見てみると、芯に「毛乳頭組織」があり、それを包むように髪の素となる「毛母細胞」が取り囲んでいるのがわかります。
毛母細胞はケラチンというたんぱく質成分を内部にためこんで分裂を繰り返し、しだいに上へ上へと伸びていきます。
髪に色をつけているのは、「毛母細胞」の間に割り込むようにして存在している「メラノサイト」です。
ここでつくられる色素が毛母細胞に取り込まれ、髪の毛になっていく過程で色が定着します。ところで、メラノサイトが色素をつくりだすときに、欠かせないのが「チロシナーゼ」です。
とはいえ、チロシナーゼは老化すると減少しやすい酵素。このため、年齢を重ねるにつれ、作り出される色素が減って髪の毛に色が定着しにくくなり白髪が生まれてしまうというわけです。だが、若くして白髪ができてしまうのは、いったいなぜなのだろう?考えられる理由はさまざまです。
そもそも白髪ってどんな状態
毛髪に色を与えているのはメラニン色素です。メラニンをつくっている細胞は、髪を生みだす毛母細胞にメラニン色素を受け渡すことで、毛髪に色を与えています。このメラニン色素が何らかの原因でつくられなくなると、毛髪は色を失い、光を反射して白く見えるようになります。これが白髪です。
白髪にはメラノサイト(色素形成細胞)が残っているにも関わらずメラニン色素の合成を行っていないタイプ(休止型)とメラノサイトそのものが非常に減少、あるいは欠失しているタイプ(欠失型)があります。白髪の多くは欠失型です。
白髪の3大原因とは?
1.加齢
多くの白髪は自然な老化現象によってはじまりますが、個人差が非常にあります。
2.遺伝的要因
白髪になりやすい人と、そうでない人がいます。これには遺伝的な要因が強いといわれ、若白髪の人は10代~20代で白髪が出はじめることもあります。また、最近の研究により白髪では黒髪に比べて、メラノサイトの生存や維持、黒化に非常に重要な働きをもつ遺伝子の発現量が低下していることがわかっています。まれなケースとして、遺伝的な原因により先天的に色素形成能力のない人も白髪になります。また部分的に皮ふの脱色が起こる白斑症が頭皮部分に起こると、その部分が白髪になることがあります。
3.精神的ストレス・その他
過度のストレスや、栄養状態の不良、薬の副作用や代謝障害によって白髪が生じることが知られています。
毛髪は細胞分裂でできる
まず、毛根の一番先にある毛乳頭が毛細血管から養分を取り込み、周囲の毛母細胞へと供給します。
養分を得た毛母細胞は絶えず分裂を繰り返すことで毛髪を作り出します。
最近は新たな研究により、若白髪も黒く生まれ変わる可能性が出てきたそうてます。「若白髪」というのは、20代までに生えた白髪のことを指す、と言われています。
例えば京都大学では、髪を発色させる「色素幹細胞」が、毛根部の「バルジ」と呼ばれる場所に存在することを発見。
「バルジ部分の機能を解明すれば、白髪も黒髪に戻せるのでは」としています。
ただし、現時点では残念ながら、一度、白くなった髪は染めるしかないようです。
抜くと、頭皮を痛める可能性があるのでやめておこう。
また、あとから生えてきた白髪がピンと立って、かえって目立ちやすくなることも。
そもそも若白髪に該当しない白髪は35才からと、いわれています。
人間にとって大きな節目と言われています。30才はお肌の曲がり角と言われていますが、35才は健康の曲がり角なのです。
たとえば、メタボリックシンドローム。これも35才をすぎた頃から、いきなり検診に引っかかるようになった、という人が非常に多いです。また、高齢出産なども35才を基準と考えられていますね。こう考えると、「35才から白髪が出始めた」というのは、かなり現実的な話だと言えます。
と、いうわけで今では、グレーヘア(白髪を染めない)方も多いですが、キレイに白髪になるまで時間がかかります。
なので、黒く髪を染めないで白髪を活かして明るめに染めるグレーカラーもおすすめです。
白髪が気になる方は、ぜひご相談下さい!
Writer かちゃめぐ(笠井めぐ美)(かさい めぐみ)
Written by: かちゃめぐ(笠井めぐ美)(かさい めぐみ)