化粧ノリが悪い原因、明日から改善しましょう
「今日は化粧ノリが悪いなー」
皆さんは化粧ノリが悪い時の肌ってどんな状態かご存知ですか?
化粧ノリが悪い理由が分かる→解決の糸口が見つかる→化粧ノリの良い綺麗な仕上がりにつながっていきますので。ぜひチェックしていきましょう。
化粧ノリの原因は年代別で違う?理由ごとに解説!
そもそも化粧ノリってどういう事なんでしょうか?
意味を調べてみると、「化粧のなじみ具合を表す言葉。その時の肌状態でノリの良し悪しが決まる」との事。
つまり、『化粧ノリが悪い=なんらかのトラブルが原因で肌の調子が悪く、化粧がきれいに仕上がらない』と、言う訳です。
では、化粧ノリを悪くする肌トラブルって何でしょう?調べていくと年代ごとに色々原因があるようです。
乾燥
「肌の風邪」とも揶揄される乾燥。放っておくと乾燥以外の深刻な肌トラブルにもつながります。
<年代>
老若男女問わず幅広い世代で聞かれる肌トラブルです。
<発生場所・理由>
主に、
顔の広い部分(頰・額)
皮膚が薄くて良く動く部分(目・口)
に乾燥は出やすいです。
それぞれの理由としては、面積の広い部分は水分蒸発が起こりやすいから、皮膚が薄いと肌の構造上水分保持力が弱いからです。ちなみに、目元の皮膚は他の皮膚に比べて肌の厚さが1/3程度と言われています。
<対策>
化粧をのせる前段階のスキンケアでしっかり保湿する。これに尽きます。化粧ノリを良くするには、でこぼこした肌表面を平らにする必要があります。化粧水・乳液で水分を与える事で、乾燥時の凹凸の表面が滑らかな状態に変えてくれます。
過剰な皮脂分泌(テカリや化粧浮き)
過剰な皮脂分泌には、ホルモンバランスが原因のパターンと乾燥が原因のパターンと2つあり、それぞれ年代や対策が異なってきます。
<年代>
ホルモンバランス:主に10−20代前半の若年層
乾燥:主に30代以降
<発生場所・理由>
ホルモンバランス:顔全体
乾燥:皮脂線が多く存在するTゾーンや鼻・顎周辺
それぞれ皮脂が出る場所が異なる理由ですが、
ホルモンバランスが乱れることで影響を受ける皮脂線は顔全体なので場所を問わず出てきます(場合によっては、背中等全身にも)。
一方、乾燥を感じ取った肌は、自分自身で油分を出して補おうとします。ただ、加齢によって油分の出が思春期に比べ弱くなっていることもあり、皮脂線が多く分布している「Tゾーンや鼻・顎周辺」だけ皮脂が過剰に出てしまうという訳です。
<対策>
ホルモンバランス:生活習慣を見直すことが重要になります。具体的には、
油っぽい物を控えて野菜・魚などの栄養バランスの良い食事を心がけること、睡眠を十分とること(寝不足はホルモンバランスを大きく乱す原因です)、洗顔で肌を清潔にする(洗顔のやりすぎは、必要な皮脂まで取り去ってしまうことで皮脂がもっと出てしまい悪循環になります。1日1-2回を目安にしましょう)
乾燥:前述同様、スキンケアで潤いを与えて肌表面の水分と油分のバランスを整えることで皮脂コントロールをしましょう。
ハリ不足・たるみ
顔のハリ低下やたるみが出てくると、化粧ノリが悪くなったり、満足のいく仕上がりになりにくくなります。ハリ不足・たるみは、肌の深部にある「真皮」という部分が加齢や紫外線等によって少しづつ破壊され続けることで、肌をピーンと引っ張る機能が弱くなることで発生します。また乾燥が長期間続くことでもハリ不足になってしまうんです。
<年代>
主に30代後半以降
<発生場所・状態>
顔全体どこでも現れますが、特に挙げられる部位は目元・口元・頰・フェースライン
理由としては、肌を内側から引っ張るもとになっている「コラーゲン」や「エラスチン」などが加齢で少なくなってくるため、目元・口元は加えてよく動かす部分なので表情じわがつきやすいことが挙げられます。
<対策>
内部で少なくなるコラーゲンなどは外から摂取することができます。ハリのもとはタンパク質なので、食事で摂ることが効果的です。コラーゲンは、鳥の手羽・軟骨・牛すじに多く含まれています。また、肌の深部の筋肉もマッサージで鍛えてあげることで肌の土台を強くしてハリアップの効果を促進できます。マッサージはクリーム類をつけながら行うとさらにGOOD!
すでに出てきている肌トラブルやメイクを直す時に行う応急処置法をご紹介します。化粧ノリをアップさせる技や隠れ名品アイテムをお話します。
パーツ別化粧ノリアップの応急処置
肌全体の顔剃り
頰
頰は、顔の中でも面積が広く、水分蒸散しやすいため、乾燥しやすいです。乾燥した肌にメイクをしてしまうとウロコのような化粧浮きができてしまうので、乾燥対策は欠かせません。
筆者がやっていた乾燥対策技ですが、
ティッシュオフして余計な油分をとる→乳液を塗る→ファンデーションを塗り
です。
乾燥肌だと、スプレータイプの化粧水だけだとすでに乾燥した肌を抑えるのはなかなか難しい時があります。そんな乾燥もまだ抑えきれてない上に潤いを与えた中途半端な状態の肌にファンデーションをのせたりしたら、仕上がりはグズグズになってしまい化粧ノリはさらに悪くなります。
その点、乳液には肌に不足する油分を補ってくれたり、乾燥でバラバラに乱れた角質細胞を綺麗に並べて滑らかな肌にしてくれる効果があります。滑らかな肌になれば、化粧ノリは上がりますので、乾燥肌の方にはかなりオススメのお直し方法です。
注意点としては、メイクの上からですから乳液の量をいつもより少なめにした方が良いです。いつも使っている量だと多すぎてメイクがよれたりするので、少なめ、がポイントになります。また、余分な物を拭き取る&必要な成分だけ届けるのにコットンでふき取るように塗ってあげると簡単キレイに直せて◎です。
お直しの時のファンデーションは、クッションタイプが相性◎です。乾燥肌は粉タイプのファンデーションは相性があまり良くないので液体状のファンデーションが良く、その中で持ち運びできる液体状のファンデーションはクッションタイプになるので、何を使えば良いかわからない方はぜひこのタイプを使ってみてみてはいかがでしょうか。
目元・口元
目元は前述の通り、皮膚が薄い(皮膚の厚さが他の部分に比べて約1/3)上によく動く部分です(まばたきは1日約20000回)。ここに、アイシャドウ・アイライナー・マスカラ等を忙しくつけていく訳ですから、崩れ防止のポイントをしっかり押さえましょう。
今回は、朝初めてメイクをする時と昼・夜のメイク直しそれぞれのポイントを紹介します。
朝のメイク:おしろい(ルースパウダー)をアイブラシで塗る
ファンデーションなどには崩れの原因となる油分が含まれています。その点おしろいなどのルースパウダー・プレストパウダーには油分の量が微量やなしの場合が多いです。その日初めてメイクをする時には崩れ防止でつけることをオススメします。つける時にはフェースパウダーのような大きいブラシだと目の凹凸にうまくフィットさせづらいので、アイシャドウ用のブラシなど細いタイプのものでつけましょう。
昼・夜のメイク直し:鉛筆型のファンデーションで印影カバー
目元・口元は、皮膚が薄いことから時間が経つと日中の活動疲れなどが出やすいです。活動疲れはくすみなどの影となって目の下や口角に表れ、この影が目立つと老け込んだ印象になります。
そんな時にオススメなのが、鉛筆型のファンデーション。口角や目の下などの小さな影もなでるだけですぐにカバーできます。
鉛筆型ファンデーションは、他にも急にできたニキビなどのポイントカバーにもオススメですし、持ち運びしやすいのでお直しポーチの中に入れて損なしです。
今回は、化粧ノリが悪くなる原因と化粧ノリをアップさせる技を解説しました。年代別にみると、
全世代:乾燥
10代後半〜20代:ホルモンバランスの乱れによる過剰な皮脂分泌(顔全体)
30代以降:乾燥による過剰な皮脂分泌(鼻・Tゾーンなど皮脂腺が多い部分)
30代後半以降:シワ・たるみなどのハリ不足
対策として、
乾燥:化粧水・乳液を使ってしっかり保湿する
ホルモンバランスの乱れ:バランスのとれた食事・充分な睡眠など、規則正しい生活を送る。適度な洗顔(洗いすぎはNG、1日1-2回程度目安)
ハリ不足:食事やサプリメントから経口摂取、クリームを使ったマッサージで顔の筋力アップ
また、化粧ノリアップの小技として、
メイク前:顔剃り・目元にはおしろいをアイシャドウブラシを使ってつけておく
メイク直し:乾燥した時には乳液を少しつけるともっちりなめらか肌に。クッションファンデーションが相性◎です。目元・口下には日中の活動疲れが出やすい目の下や口角を鉛筆型のファンデーションでカバーしてあげると簡単に若々しい印象を作れます。
Writer カット真古都☆堀 真古都(ほり まこと)
Written by: カット真古都☆堀 真古都(ほり まこと)