褒められる髪を育てる方法|美容師が解説する美髪の条件

褒められる髪を育てる方法|美容師が解説する美髪の条件
こんにちは!美容しょうへいの店今朝白店マネージャーの奥田です。
褒められる美髪はこうしてつくる|縮毛矯正とケアの専門解説
髪を伸ばしていると、多くの方が直面するのが「新しく生えてきた部分のうねり」。毛先は綺麗に整っていても、根元がふわっと広がったり、パサついて見えてしまったりすることがあります。特に「美髪をキープしたい」と思っている方にとって、このうねりは大きな悩みのひとつです。
今回ご紹介するお客様も、まさにそのケース。半年前に酸性ストレートをされ、その後は地毛に戻すためにカラーで調整しながら、定期的にサロントリートメントとホームケアを徹底されていました。職場の方々から「髪が綺麗!」と褒められることが多く、ご本人もとても嬉しそうにお話しくださいます。
そんなお客様が今回選ばれた施術が「新生部(地毛)へのリタッチ縮毛矯正」です。ここからは、実際の施術の流れと、美容師としての専門的な視点を交えて詳しく解説していきます。
酸性ストレートとアルカリ縮毛矯正の違い
まず知っていただきたいのが、酸性ストレートとアルカリ縮毛矯正の違いです。
-
酸性ストレート
髪への負担が少なく、柔らかい質感を残しやすい。ブリーチ毛やダメージ毛にも適応できるケースが多い。 -
アルカリ縮毛矯正
薬剤のパワーが強く、しっかり伸ばしたい方や健康毛に適している。クセの強い部分に効果的。
今回のお客様は「新しく生えてきた健康毛のうねり」が気になっていたため、酸性ではなく通常のアルカリ薬剤を使用しました。
リタッチ縮毛矯正で大切な“境目”の見極め
縮毛矯正を長く続けている方にとって、一番大きな課題となるのが「境目」です。
根元は新生部、毛先は過去に矯正をかけた部分。その中間で薬剤の選定を誤ると、
-
根元だけがまっすぐになりすぎて境目が不自然に見える
-
逆に伸びきらず、うねりが残ってしまう
-
ダメージにより境目で折れたり切れたりする
といったリスクがあります。
今回の施術では、酸性ストレートがかかっている部分と、新たにアルカリ矯正を行う部分の数センチをしっかり見極めました。さらに、酸性部分にはアルカリキャンセルのトリートメントを塗布し、薬剤を数センチオーバーラップさせることで、自然につながるように仕上げています。
このように、「どこからどこまでを新生部と見なすか」という見極めが、美容師にとって非常に重要なポイントなのです。
仕上がりとお客様の声
施術後は、境目がまったく分からない自然なストレートに仕上がりました。
鏡を見ていただいた瞬間、「凄くきれい!」
と嬉しそうにおっしゃってくださいました。
ここで改めて強調したいのは、「地毛だから綺麗」ではないということです。
実際には、うねりや広がりがあると地毛のままでは艶やまとまりが出にくいケースも多いのです。今回のお客様のように「必要なところだけ縮毛矯正をかける」という選択をすることで、本当に美しい状態をキープすることができます。
美髪を育てる3つの条件
美髪はサロンの施術だけで完成するものではありません。日々の積み重ねが大切です。今回のお客様を見て改めて感じた美髪の条件は以下の3つです。
1. 現状に合った施術を選ぶ
髪の状態は人によって、また時期によって違います。「前回と同じ薬剤」「同じ方法」ではなく、その時の髪に最適なアプローチを選ぶことが大切です。
2. サロンとホームケアの両立
2ヶ月に一度のサロントリートメントを欠かさず、さらにご自宅でも頭皮と髪の両方をケアされていることが、美しい仕上がりに直結しました。シャンプーやトリートメントだけでなく、頭皮環境を整えることも非常に重要です。
3. 美容機器へのこだわり
毎日のドライヤーやアイロンは、髪に大きな影響を与えます。お客様は美容機器も厳選して使用されており、その積み重ねが髪のダメージを最小限に抑えていました。
まとめ|褒められる髪は努力の積み重ね
「髪が綺麗だね」と褒められることは、女性にとって大きな自信に繋がります。
そのためには、ただ「伸ばす」だけでなく、必要に応じて縮毛矯正やカラーを取り入れ、サロンとホームケアをバランスよく続けることが欠かせません。
美容師として、一人ひとりの髪質・ライフスタイルに合わせた最適な方法を提案することが、私の役割だと考えています。
「もっと褒められる髪になりたい」
「自分に合ったケア方法が知りたい」
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。あなたの美髪作りを全力でサポートさせていただきます。
ご予約・お問合せはお気軽に♫
○お電話 0258−36−9222
○WEB予約 公式予約サイト
○LINE お友達追加後、トークルームにてやり取りが出来ます♫
では!
Writer 奥田辰也(おくだ たつや)

Written by: 奥田辰也(おくだ たつや)