髪のうねりをストレートに、くせ毛の原因は頭皮にもあります。
こんにちは、しょうへいの店西長岡店スタイリストの笠井です。
ずいぶんと、暖かくなってきましたね。これから、夏に向けて予定がいっぱいあると思いますが髪のお手入れも忘れずに!
紫外線もそうですが、梅雨時期になると髪がまとまりにくくなりませんか?
つい気になってしまう髪のうねり…
毎日朝セットしても気づけば、くせが出てしまう…雨の日は朝からテンションが下がってしまう…そんな経験をしたことはありませんか?
そもそもなぜ雨の日に髪がうねってくせが出てしまうのでしょうか?
実は髪のうねりには「髪の水分量」が影響しています。
他にもある髪のうねりの原因を髪がうねるメカニズム、自分の髪はどのくせ髪なのかくせの種類、うねりくせ毛の対処方法をかきたいた思います。
☆あなたの髪質はどんなタイプ
くせ毛の種類
1. 波状毛(はじょうもう)
日本人でもっとも多いとされるくせ毛タイプ、大きくうねりを描いて波うっている。雨など湿気があるとうねり広がる。断面は楕円形。
2. 捻転毛(ねんてんもう)
コイル状にねじれているタイプのくせ毛、太い髪質の方に多く見受けられます。髪がパサつきやすく広がりがでたり、うねる事もあります。
3. 連珠毛(れんじゅもう)
日本人には、めずらしいとされるタイプのくせ毛。表面がボコボコザラザラ
数珠が連なったような形状。髪の太さが一定ではなく凹凸感がある。
4. 縮毛(しゅくもう)
アフロのようにもっとも強いくせ毛。
髪はチリチリで縮れ毛根部分からねじれています。
5. 加齢によるくせ毛
年齢による身体の変化によって髪の水分量、油分が低下し髪にザラつきがあってツヤが減少したり、弾力がなくなったりしてくるのが原因でうねる。
☆そもそもなぜくせ毛になるのでしょう髪のメカニズム
髪を輪切りにすると外側から順に
①キューティクル
②コルテックス
③メデュラ
という3つの部分から構成されています。
①キューティクル
髪の1番外側を覆って熱や摩擦から髪全体を守ってる働きをしているのがキューティクルです。さまざまなダメージによりキューティクルがはがれてしまうと、髪の内側のコルテックスがむき出しの状態になりハイダメージにつながります。
②コルテックス
髪の全体の85%を占めるのがコルテックスと呼ばれる部分です。「ケラチン」というタンパク質からできています。繰り返しカラーやパーマをする際は手ざわりで効果を実感しやすいキューティクルケアだけでなく、実際影響を受けている髪の内側のコルテックスのケアにも気を使ってあげる必要があります。
また、雨の日な梅雨の時期など湿気が多い時くせが出てくせ毛になりやすくなるのも、コルテックスに原因があるようです。
③メデュラ
主成分はタンパク質と脂質です。メデュラまでダメージがいくと弾力やうるおいが減少するといわれています。
☆くせ毛の原因
①生活習慣のみだれ
栄養は、命にかかわるところから吸収していくといわれていますので髪に栄養がいくのは1番最後といわれています。
生活習慣のみだれは、睡眠も影響します。22時から2時の間に深いねむりにつくと睡眠により成長ホルモンが多く分泌され新陳代謝が活発になるといわれています。成長ホルモンが少なければ髪が細くなりくせ毛が出やすくなります。
また、喫煙は血管を収縮させて血流を弱めれるため栄養が髪をつくっているところまで届きにくくなり毛が細くなってくせ毛が出やすくなります。
②頭皮の毛穴が詰まる
毎日とる食事が脂質の多いものを食べていたり、ストレスによって皮質が過剰に分泌することがあります。過剰な脂質は毛穴をつまらせ毛穴の詰まりによって髪が細くなりくせ毛が出やすくなります。かといって、洗浄力の強いシャンプーは、必要以上に髪の油分までも取りのぞいてしまい油分不足で髪や頭皮は乾燥してしまいます。
髪の中の水分量は不均一になるとくせ毛が普段より強くでてしまう可能性があります。洗浄力の強いシャンプーを使ってシャンプーの成分が頭皮に残っていると頭皮がいたみ毛穴をひろげ、そこにトリートメント成分が入り込んで毛穴が詰まると頭皮にもトラブルがおこってしまいます。
③加齢による変化
年を重ねると頭皮のうるおいが減少するため乾燥からたるみに発展し毛穴自体の方向が変化してくせ毛が増える方も多くいます。
☆髪に必要な要素
くせ毛の原因をみてわかるように、よくないのは毛が細くなり、頭皮と髪が乾燥してうねってしまう。水分量が不均一になるが、あげられます。それをおぎなってくれるシャンプーやトリートメントを使うのが1番です。
①タンパク質
タンパク質は髪の大部分を占めています。タンパク質が損傷すると弾力やうるおいがなくなってしまいます。
②水分
ストレートの毛は、断面が円形をしていますが、くせ毛の断面は楕円形をしています。楕円形は水分がもともと不均一になりやすい構造のためそこに水分がはいると、くせ毛はより強くなります。そのため水分を適切に保ってくれるシャンプーやトリートメントをおすすめします。キューティクルの役割や内部のタンパク質の流出も防いでくれます。
③油分
髪の毛は、必要以上に水分がふえるとくせ毛のうねりや広がりの原因になります。湿気がつよくなる梅雨や雨の日は髪の中の水分量が増えくせ毛は膨張し広がります。そのため髪の中はうるおいがあるまま湿気などの水分が髪の毛の中に入らないよう表面をコーティングするのが理想的です。
☆自分にあったケアをみきわめよう!
日本人に多いといわれる波状毛ですが髪質や太さうねりの強さは人それぞれです。ただしくせ毛の度合いは、違っても毎日のお手入れを丁寧に行いことで髪本来の美しい髪を引き出すことはできます。
くせ毛の方で注意していただきたいのは、毛先の乾燥!毛先が乾燥してパサついていると紫外線やドライヤーの熱などの外的ダメージをうけやすくなり、枝毛や切れ毛、ゴワつきなども進行しやすくなります。インバストリートメント、アウトバストリートメントで上手にうるおいを補給して髪を守っていきましょう。
ほとんどの方が髪になんらかのコンプレックスをもち、どうにかして理想の髪になりたい!と思っている人は多いはずです。しかし、髪質のほとんどは遺伝によりきまっています。でも、髪質を改善する方法はあります。
髪質は遺伝的要素以外にもホルモンのバランスや栄養不足ストレス、生活習慣生活環境などでも髪質は変わってきます。
まずは、自分の髪質がどれなのか知ることが大事です。わからなかったらスタッフまでお気軽にお聞き下さい!
くせ毛が気になる方にオススメしたいのは、定期的にプロの手でケアを受けることです。
炭酸をつかった炭酸スパは、くせ毛の方にとても良いと思っています。
炭酸で毛穴のよごれを浮き立たせ洗髪し、ヘッドマッサージで頭皮をもみほぐしマッサージすることで血流をよくします。
あと、髪の内部に栄養をあたえるトリートメントで髪の状態はかなり良くなります!
くせ毛で困っている方は是非ご相談ください。自分の髪質にあったケアをして、これからくる梅雨にむけて毎日しっとりまとまる扱いやすい髪へかえっていきましょう!
Writer かちゃめぐ(笠井めぐ美)(かさい めぐみ)
Written by: かちゃめぐ(笠井めぐ美)(かさい めぐみ)