介護の現実を知って、美容師がなんのお手伝いができるのか、考えてみました
こんばんはーー♪『神ハンド川上』こと美容しょうへいの店西長岡店、川上です!
神ハンド川上の得意技は?
さて。今日は訪問美容のお話。
有難い事に毎日どこかの施設や、個人のお宅から訪問美容のご予約を頂いてます。
今日も個人のお宅から予約を頂いて伺いました。
お電話くださったのはカットする方の娘さん。
お母さんがお風呂にも入りたがらず、頭も洗ってないのでシャンプーもしてほしいとのことでした。
実際に行ってみるとお母さん(きっと70代)はもう何年もシャンプーしていなくて、髪に埃や汚れがついていてフェルトのように団子状になってました。
お話を聞くと
娘さんはお嫁にでて近くにいないこと、お家にはお父さん(80代)とお母さんと2人で暮らしていること、お母さんはうつ状態で何にもしたくないから
何回も言ってもダメだったと教えてくださいました。
きっと娘さんはなんとかしてあげたかったんだと思うんです。
いくつになってもお母さんって大事な存在。そのお母さんがそんな風になってしまい、途方に暮れてたと思うんですね。
勇気を出してしょうへいの店に電話してくださったんだと思うんです。
私はそんな想いがすごくわかったから、シャンプーは3回させてもらって髪も団子状になってたところも切って、すごく軽やかにさせてもらいました。
もうね、娘さんがすごく喜んでくださったんです。ホント、ウキウキしてるのがわかる喜び方でした。
お父さんも最初は鼻で笑ってたんですが、
出来上がりをみて「ほ、ほうー」と言ってくれました。
ご本人のお母さんはなんだか照れくさそうにしてましたが、喜んでくださったと思います。
私、思うんですが…
これが今の介護の現実なんじゃないでしょうか?
自分の親の面倒はみたい。でも諸事情でみれない。このお母さんも足腰は悪くないし、認知も入ってないから、デイサービスにも行けない。
でもお家のことはできない…
そんな現実をまじまじと見せつけられました。
じゃー何をどうしたらこのような現実が良くなるのかってのは、わたしにはわからないけど
美容師が出来る介護ってあるんだなって実感しました。
なので、皆さんの周りに困ってる方がいたらぜひ「お家でカットが出来るんだよ。シャンプーも出来るんだよ」って教えてあげてくださいね。
どんな小さい事でも相談に乗ります!
以上川上でした!
Writer 神ハンド川上 (川上圭子)(かわかみ けいこ)
Written by: 神ハンド川上 (川上圭子)(かわかみ けいこ)