ブリーチなしで叶える夏色オレンジカラー

はじめに:ブリーチしないでオレンジって本当にできるの?
「ブリーチなしでオレンジにしたい」
「髪は明るくしたいけど、ダメージが怖い」
「派手すぎるのは苦手だけど、季節感は取り入れたい」
そんなお悩みをよく耳にします。
特に夏は髪色を変えたくなる季節ですが、「似合うかどうか不安」「会社や学校の制限がある」と、なかなか踏み出せない方も多いのではないでしょうか?
実は今回、**ブリーチなしで深みのある“夏色オレンジ”**に挑戦したお客様がいらっしゃいました。
その仕上がりと心の変化がとても素敵だったので、ご紹介させていただきます。
お悩みの背景:アッシュからオレンジにしたいけど不安
お客様の前回のカラーはアッシュ系。
くすみ感のある寒色系で落ち着いた印象に仕上がっていました。
しかし今回は「気分を変えたい」「夏らしく明るい印象にしたい」と、オレンジ系のカラーをご希望。
とはいえ、オレンジはアッシュと色味が反対なので、
「ちゃんと発色するのか不安…」
「ブリーチなしで可能なのか心配…」というお気持ちがありました。
この気持ち、よくわかります。
実際、美容師の私たちも“色残り”や“ベースのトーン”をしっかり見極めたうえで設計しないと、思ったような色が出ないことも。
カラーの設計:深みのあるブラウン×オレンジで魅せる
今回のポイントは「オレンジを目立たせたいけど、派手にはしたくない」という絶妙なバランス。
そこで選んだのが、ブラウンベースの中に深みのあるオレンジをブレンドするカラー設計です。
1.トーンアップは最小限
ベースがアッシュだったため、必要以上にトーンアップをしてしまうと、髪が傷むだけでなく、オレンジが浮いてしまう可能性がありました。
そこで、ナチュラルなブラウンをベースにすることで、あたたかみと落ち着きを両立。
2.赤み・黄みのコントロール
オレンジカラーをきれいに見せるには、赤すぎても、黄色すぎてもNG。
透明感と深みを感じるように、カラー剤を数種類ブレンドし、絶妙なバランスに仕上げました。
3.放置時間・塗布順もこだわり
根元と毛先で色の入り方が違うため、薬剤の塗布順や放置時間を調整し、全体で統一感のある発色に。
お客様のリアルな声
仕上がりを見たお客様からは…
> 「ブリーチしてないのに、ちゃんとオレンジがわかる!」
「深みがあって、派手すぎないのに夏っぽい!」
と、とても嬉しいお声をいただきました。
光の当たり方や角度によってさりげなくオレンジがきらめく、そんな上品なカラーになりました。
カラーの持ち・アフターケアについて
ブリーチなしのカラーは髪の状態にもよりますが、色持ちも良好です。
特に今回のようにブラウンベースにオレンジを重ねた場合、褪色しても自然なグラデーションが出てきて、黄色くなりすぎず、赤みにも偏らないのが特徴です。
おすすめのホームケア:
カラー専用シャンプー(アミノ酸系)
ドライ前の保湿オイル
紫外線対策(帽子・UVスプレー)
カラーの発色とツヤを長く保つために、ぜひ取り入れてみてください。
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ブリーチなしオレンジカラーがおすすめな人
こんな方にぴったりです:
髪を明るく見せたいけど、傷ませたくない
夏らしいカラーにしたいけど、派手すぎるのは苦手
会社や学校の規定があって明るすぎる色は避けたい
肌なじみのよい暖色カラーにしたい
特に30代以降の方には、深みのあるオレンジが肌を明るく見せ、ナチュラルな若見え効果も◎。
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さいごに:あなたの髪も、夏らしくチェンジしませんか?
今回のカラーは「ちょっとだけ変えてみたい」「でも大きく冒険はしたくない」そんな方にぴったりの提案でした。
ブリーチなしでも、オレンジは楽しめます。
髪の履歴や状態をしっかり見極めたうえで設計すれば、
無理せず、でも気分はしっかり上がるカラーが実現します。
もしあなたが今、
「髪色を変えたいけど迷っている」
「オレンジ、気になるけど似合うか不安…」
そう感じているなら、ぜひ一度ご相談ください。
一人ひとりに似合う“ちょうどいい夏カラー”をご提案します。
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Writer 神ハンド川上 (川上圭子)(かわかみ けいこ)

Written by: 神ハンド川上 (川上圭子)(かわかみ けいこ)