自然乾燥とドライヤーで髪を乾かす、どっちがいいの?早く髪を乾かしたい方へ
こんにちは、しょうへいの店西長岡店スタイリストの笠井です。
お風呂から上がると、すっかりリラックスモードになり ついついテレビや携帯電話を長時間見ちゃう…
暑い時期はドライヤーもそこそこに、残りは自然乾燥で済ませちゃう…
そんな経験、誰しもあるのではないのでしょうか。
これからの時期は、寒くて髪をかわかさないと風邪をひいてしまうかもしれません(꒦ິ⌑︎꒦ີ)
面倒でも早く髪を乾かせたら時間も他のことにあてられますよね。
早く乾かせる方法を教えたいと思います!
1.そもそもなんで髪を乾かすのか?
1.「ドライヤーの熱を与えないから 自然乾燥の方が髪に優しい♪」なんて、一度は耳にしたことがあるかも知れませんが、髪を乾かす事をおろそかにすることで かえって髪を傷ませることになります!
髪の毛は、濡れている状態が一番デリケート。
髪の表面でうろこ状に重なっている「キューティクル」が、水分によって柔らかくなっており、タオルでの擦れはもちろん 髪の毛どうしの摩擦でも剥がれたり傷ついたりするのです。
キューティクルが剥がれたり傷んだりすると、枝毛や切れ毛の要因のほか 髪のツヤ感や手触りの低下といった深刻なヘアダメージに繋がることになります。
また、乾かし方が不十分だと 頭皮(地肌)は湿り気を帯びたまま、そこから雑菌が繁殖し、かゆみや抜け毛と言った頭皮トラブルにも発展しかねません。
2.思わぬ方向にハネたり、うねる寝ぐせに、毎朝悩まされていませんか?
実はそれ、生乾きの髪や自然乾燥で乾かした髪が原因かも知れません。
髪の毛は、「髪が乾くその時」に、形が決まります。
これは、「水素結合」と呼ばれる 髪内部の性質が関わっているためです。
この水素結合は、髪が濡れている・湿っているときは結びつきが切れており、「もうちょっとで髪が乾く」といった時に、固定され始めます。
そのため、生乾き状態で寝てしまうと 枕や寝返りの影響を受け 髪が曲がったり折れたりとガンコな寝ぐせを作ってしまうのです。
3.自然乾燥ではどうでしょうか?
確かに、髪がしっかり乾いていれば就寝時の寝ぐせは出にくくなりますが 髪がゆっくり乾燥していくことで、今度は髪本来のクセが出やすくなってしまいます。
2.入浴後30分以内に髪を乾かしましょう。
ゆっくりしたい夜も 大忙しの朝も、ドライヤーで髪を乾かすのはとにかく面倒。
しかし、ドライヤーでのブロ-を行うことで「髪の傷みの低減」「寝ぐせ予防・髪のクセの軽減」「好きな香りで過ごせる」といった、代えがたいメリットがあります!
季節や冷暖房の運転状況にもよりますが、最低でも「入浴後30分以内のドライヤー」を心がけるだけで、生乾きによる髪・頭皮(地肌)への悪影響を減らすことが出来ます!
また、ドライヤーのかけ方・ブローのやり方で 髪へ与えるダメージやドライヤー後の仕上がりも 大きく変わってきます!
美髪を目指して、毎日の髪の乾かし方を見直してみましょう!
3.でもどうやったら、早く髪をかわかせるの?
まずは「髪の毛を乾かす前」にやっておくとベストなこと。タオルドライの前に水気をしっかり絞りましょう!
特にロングで毛量が多いかたは、水気が出なくなるまでしっかり絞りましょう!
まだ絞れる水分があるのに、タオルドライしたりドライヤーをかけると時間がかかってしまいます。
まずタオルの上から指の腹で頭皮をマッサージするように水気を拭き取ります。
次に、髪の毛はタオルでこすり合わせないで、タオルで挟んで押さえるようにして水気を吸い取ります。
ロングで毛量が多い方は、タオルを巻いて少し時間を置くのもよいでしょう。
ドライヤーの前にしっかりタオルドライをすると、ドライヤーをかける時間短縮になり、髪も傷みにくいです。
そのあと粗歯のコームやブラシで髪をとかします。
パーマヘアはもっと荒歯でもいいくらいです。
密歯だと引っかかって傷めてしまいます。
前髪を下す・斜めにする、分け目をつけるなど、絡まりがない程度にきちんとコーミングします。
パーマ毛、細くて絡まりやすい毛はアウトバストリートメントをつけながらとかすと引っかかりづらくなります。
アウトバストリートメントをつけて、摩擦やドライヤーの熱から髪を守る!
アウトバストリートメントとは、お風呂から出たあとに使う洗い流さないトリートメントのことです。
ドライヤーの熱から髪を守る、ブラシとコームの通りをよくし摩擦から守る、パサつきを抑えてくれる効果があります。是非とも、髪の毛を傷ませないために活用したいですね!
しょうへいの店には、その方の髪の状態にあったアウトバス商品が、たくさんありますので是非ご相談下さい!
次にまずは、全体にザッと乾かします
ドライヤーと髪の毛は10cm程度離して当てます。
先に根元だけ、乾かします。
次に、キューティクルは根元から毛先に向かってるので、根元から毛先の向かって乾かしていきます。
ドライヤーは1点を集中させて乾かすのではなく、風を散らすようにドライヤーを振りながら当てるといいでしょう。
毛先は、ダメージがあって乾きやすいので、最後に乾かします。
最終的には、髪の毛全体で8~9割乾いてる状態でストップします。
ロングヘアのかた、ショートスタイルや髪にボリュームを出したいかたは、下を向いてドライヤーで乾かします。
ロングヘアのかたは、根元が乾かしやすくなります!
ほかにも、タオルの上からドライヤーをかける
テレビで紹介されたやり方ですが、
乾燥したタオルを乗せ、その上からドライヤーをかける事で早く乾かせるそうです。
タオルが髪の水分を吸い取り、ドライヤーの熱が伝わる面積が広くなり効率的。
ドライヤーの熱でタオルが乾き、その度に髪の水分を吸い取ってくれます。
この時、バスタオル1枚でやるよりも
フェイスタオルを2枚使って乾かすほうが早く乾きます。
1枚目のタオルは早めに取り替え、乾燥してるタオルを乗せましょう。
吸水しやすいマイクロファイバーのタオルを使うとさらに早く乾くそうです。
あと、ドライヤーの種類によっても早く髪を乾かせるドライヤーもあります。
それも、是非スタッフに聞いてみて下さいね!
髪を乾かす事で朝のスタイリングが楽になったりもしますので、
朝セットが決まらない…寝ぐせがひどい…と悩んでる方は、是非やっていただけたらと思います。
Writer かちゃめぐ(笠井めぐ美)(かさい めぐみ)
Written by: かちゃめぐ(笠井めぐ美)(かさい めぐみ)