これからの暑い日汗をかくのは嫌。でも良い汗をかくことがニオイを防ぐ。

2019-06-20(木)  投稿者:笠井 めぐ美   カテゴリー:ブログ,西長岡店

こんにちはしょうへいの店西長岡店スタイリストの笠井です。

私もこれから夏に向けてじめじめ暑い日が続きそうですが汗をかいて自分が汗臭く何か気になったりしませんか??

私も汗かきなので周りの人に不快な思いをさせていないかいつも気になります。本当は汗が無臭…なぜ匂いに変わるのか考えてまとめてみました。

☆汗はもともと無臭

汗をかくと不快に感じる要素のひとつがニオイですよね…ところがエクリン腺から出る汗にはニオイの原因となる物質はほとんど含まれていないそうです。

汗が皮膚の表面で垢や皮脂などと混ざり合ったところでこれを細菌が分解し作り出したニオイ物質が臭くなるそうです。またアポクリン線から出る汗からも細菌の分解によってニオイが発生しますこれはワキガ臭となります。

-汗のニオイの原因-

汗皮脂→菌によって分解.酸化→ニオイ

☆汗の役割

ヒトに限らず過度に体温が上昇すると脳が疲労を起こし動物は動けなくなります。

ヒトは進化の過程で体温を上昇させ汗を獲得したことで日中暑い時間帯に動物を長時間追いかけても過度の体温上昇が起こらず一方、追いかけられる動物は過度に体温が上昇し動けなくなるそうです。

いっぽうで体毛の退化は、熱を体外に逃がすには有効でしたが皮膚のケアにはマイナスになります。

このマイナスを汗が補い実際に皮膚のケアに汗は役立っています。

例えば汗は皮膚の表面を弱酸性に保つことで細菌の繁殖を抑制、体内の老廃物(アンモニア、尿素など)排泄したり、皮膚の保温などの役割があります。

汗腺は使えば使うほど、その能力が開花します。高齢者においても同様です。

日常的に汗をかくことで季節が変化する時期や夏においても生活の質を落とさず快適な生活を送ることができます。

汗は皮膚をケアするために必要ですが皮膚に付着した時間が経つと、アルカリ性に傾きでの細菌が繁殖しやすくなるため汗をかいた後ケアも大切になります。

☆汗の種類

汗は皮膚にある汗腺と言う器官から出てきます。汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺があります。

汗は暑い時や運動した後に体温調節のためにかくものだけでなく興奮や緊張など精神的な要因がきっかけとなってかく汗、辛いものを食べたときにかく汗などもあります。

「エクリン腺」と「アポクリン線」の2種類は、それぞれ汗の性質や汗を出す仕組みが異なります。

「エクリン腺」は全身のほとんどに分布しています。主に体温調節のために汗を出す汗腺で、分泌される汗は無味無臭です。

一方、「アポクリン線」から出る汗は白く濁っていて脂質やタンパク質などニオイの元となる成分を多く含んでいます。もともとフェロモンの役割を果たしていたとも言われています。

☆良い汗、悪い汗、汗腺の働きがニオイを左右する!?

「エクリン腺」から出る汗は99%は水分で、それ以外の成分は塩分がほとんどだそうです。汗を舐めると、塩味がし、たくさん汗をかいた後服に白い跡が残るのはそのためです。

ほかにもカリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄などのミネラルや電解質さらに乳酸、尿素などの老廃物もほんのわずかですが含まれているそうです。

ところで汗はどこからくるのでしょうか?

実は汗の原料は血液です。汗腺には「分泌部」と言う汗のもとを作る部分があります。

ここで血液から赤血球などを取り除いた「血漿」と言う液体から汗のもとが作られます。

血漿には各種のミネラルが含まれており、そのまま汗となって出てしまうと体にとって大切な成分であるミネラルが大量に失われてしまいます。

そのため、分泌部から出てきた汗のもとは皮膚表面に出るまでの道のりで、血漿に含まれたミネラルなど成分が吸収されることで余分な成分が含まれない99%水分の汗が出てきます。

いわば汗腺で濾過機能が働いているのです。

しかし、この濾過機能には限界があり、汗の量が多くなると成分をろ過しきれず、汗に残される量が多くなってしまいます。

感染の濾過機能がうまく働いている場合は「良い汗」、いっていない場合の汗は「悪い汗」と言われています。

良い汗の特徴は成分の濃度が薄くて水に限りなく近く、皮膚面で蒸発しやすい性質があります。

逆に、悪い汗はその濃度が高くネバネバしており、蒸発しにくいため体温を調節するうえで効率が悪くなります。

また、余分な成分を含んでいるため、いやなニオイが発生しやすいのです。

さらに体内からミネラルが多く出ているので慢性疲労や熱中症になります。

汗腺の濾過機能は汗をかけばかくほど高まるという特性があるそうです。

運動を良くしている人の汗は、そうでない人より薄いことが知られているそうです。

過度に汗をかくことを避けるのではなく適度に汗をかいて汗腺をきたえることが「良い汗」をかく秘訣のようです

汗腺をきたえ、汗をかいた後は、しっかり皮膚についた汗をケアし清潔に保つことで臭いは防げ改善されることのようです。

☆女性にも加齢臭はあるホルモン変化や疲労、更年期によるニオイ

一気にどっと汗をかくのもニオイの原因になります。例えば女性の更年期の多汗(ホットフラッシュ)や緊張したときに入れる(冷や汗)などです。

体臭を作る原因は男性でも女性でも基本的には同じですが女性の体臭の特徴はホルモンの影響を受けやすいことです。

例えば生理前には皮脂腺の分泌が盛んになり皮脂が酸化し、脂っぽいニオイが強くなることがあります。

また女性は下着やストッキングで下腹部を1日中締め付けるため、汗がムレて臭いがこもり「汗臭」が強くなることがあります。

疲労が蓄積して、体の抵抗力落ちると雑菌が繁殖してニオイになることもあります。

他に、40歳を過ぎた頃から増える「ノネナール」というニオイ物質が原因で男女問わず油臭くて青臭いような臭いを発生する、加齢臭。

体に疲労が蓄積したときに出る体臭、体内から発生するアンモニアが原因となってツンっとしたニオイを発生する、疲労臭。

ほかに、ダイエット臭は、食事制限で痩せようとすると体内にケトン体というニオイ物質を発生し、体臭や口臭が独特な甘酸っぱいようなニオイになることがあるそうです。

これらはまた汗をかいた後の臭い物質とは違うようですが、気になる方は、

寝汗を洗い流し程度でOKなので朝、シャワーを習慣にしてみてはいかがでしょうか。

あと、制汗剤は汗をかく前にしましょう。汗をかいたら1時間以内に拭き取りましょう。

日頃から夜はシャワーだけでなく湯船に10分程度つかりリラックス効果が高まり、汗をかくトレーニングにもなります。

におわない汗をかくための生活法を身につけ良い汗をかくようにしたいですね。

まずは、体の心を温めて代謝を良くし熱で汗をかくようにしましょう。体の芯から温まり深部が高くなったときにはゆっくりじっくりと汗がでるため、におわない良い汗をかくそう。

Writer かちゃめぐ(笠井めぐ美)(かさい めぐみ)

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Written by: かちゃめぐ(笠井めぐ美)(かさい めぐみ)

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